夕日に向かう

条件付きの、愛。

『○○だから、愛している。』

女性だったら、彼から、

『お化粧が上手だから、愛してるよ』

 

『僕の部屋の掃除、

洗濯までやってくれる君が大好きだよ。』

 

『僕の言うことを

いつもよくきいてくれるから、愛してるよ。』

 

こんなふうに愛を伝えられるのと、

 

『ホント、君って何をするかわからないね。

でも、そのままの君が好きなんだ。』

 

『化粧なんてしてても、

してなくても関係ないよ。

ただ君を愛してるんだから。』

 

『君はそのままでいい。

何があっても僕の気持ちは変わらないから。

好きなんだ。』

 

あなたなら、どちらを言われたいですか?

前半?後半?

 

『条件付き』の愛情

 

 

前半は、「条件付き」の愛情表現です。

 

「○○だから、好き」、ということは、

「○○じゃなかったら、好きじゃない」

とも考えられます。

 

でも後半は、「無条件」の愛情表現。

そのまま、そのまま。

 

そのままのあなたでいい。

そのままのあなたを愛している。

 

 

これは、彼、彼女の関係の問題だけでは

ありません。

 

子どもだって、

ママに「条件つき」の愛情しかもらえなかったら??

 

『(お勉強をキチンとするから、)好きよ。』

 

『(ママのいうことをよくきくから、)好きよ。』

 

言葉に出さずとも、

そんな風に思ってはいませんか?

 

「そんなわけない」、って思っても、

これからお子さんが反抗期を迎え、

勉強しなくなったり、

言う事をきかなくなったりする時期が、

必ず、来ます。

 

(この反抗期が来ないのは心配です。)

 

そんな時期に、

 

『(勉強しない、言う事をきかない)

あなたなんか大嫌い!』

 

なんて、

言わないでいられるでしょうか?

 

そんな時期が来たら、

このブログを思い出してみてください。

 

あなたは、

「条件付き」で愛されたいですか?

 

今日も、明日も、

頑張っているあなたを応援しています。

条件無し、です。

自立できる子どもを育てる、避けられないステップ

ヤクザになる理由??

 

犯罪社会学者の廣末登氏の著書、

「ヤクザになる理由」という本の紹介記事を読みました。

自分の子育てと、ヤクザなんて関係ないわ~、

なんて言わずに、ちょっと聞いてください。

 

廣末氏の調査によると、暴力団加入経験者には、

学童期に門限がないなど、

親が躾(しつけ)や勉強の面倒を見ない「放置家庭」、

親と子の会話が極めて少ない

「意思疎通上の機能不全家庭」の出身者が多い

ことがわかったそうです。

(他にも理由があるそうですが、詳しくは書籍でどうぞ。)

やっぱり、子どもを「ほったらかし」にするのは、

良くないのでしょうか?

 

 

『マズローの欲求5段階説』とは

sad boy

 

心理学で「マズローの欲求5段階説」というのがあるのですが、

人間の欲求には段階があり、

まず第1段階が、「生理的欲求」

「おなかすいたよ~」とか、

「眠いよ~」などの命を保つために必要な欲求。

 

それが満たされると、

次の第2段階は「安全欲求」

 

屋根、壁のある、雨風がしのげる家とか、

危険を避けて安全な状態を保とうとする欲求。

 

ここまでは、自分が無人島に流されたら・・・

って考えると、わかりやすいですよね。

 

そこまでが満たされると、3段階めの欲求は、

「所属と愛の欲求」です。

 

信頼関係や、愛情に満ちた関係を持ち、

そのような集団に所属したいと思う欲求です。

 

通常は、この欲求は「家庭」で満たされます。

それが家庭で満たされなかったら・・・。

 

考えてみたら、ヤクザの「組」って、

ある意味「家庭」の形、してると思いませんか?

父親みたいな「親分」と、「兄弟」。

そしてかなり濃い信頼関係。

(いけない、いけない、
想像していて自分で怖くなった。)

普通はそちらの道には行かないのでご安心を。

 

家庭内で満たされないと、

どこか他の場所を探すわけです。

同じ境遇の友人など、

自分がそこにいて安心できて、

信頼関係もある場所を求めるのでしょう。

 

その3段階目「所属と愛の欲求」が満たされて、

はじめて、

4段階目の「自尊欲求」とよばれる、

「他者から認められて、自分を評価し自信を持ちたい!

自立して行動したい!」

という欲求が生まれるらしいのです。

 

(この時点で、

信頼関係、愛情に満ちた関係を持つ、

どのような集団に

あなたが所属しているか、考えてみてください。

家庭ですか?

会社ですか?

「○○組」ですか?

 

どの段階(1段階、2段階、3段階、4段階)、

1つも段階は飛び越して進むことはできません。

ここがポイント!

 

そして最後の5段階目が、

「自己実現欲求」。

 

自分の持つ可能性を追求し、成長を望み続ける欲求です。

 

あなたは今、どこに。

 

私自身は、何段階目まで満たされているのだろう?

私は自分の子どもに、

どんな大人になってもらいたいんだろう?

 

私にできることって何だろう??

 

こんなことを考えるたびに、

子ども(人)を大切に思う気持ち、

愛する気持ちが、

人を元気にさせ、

行動、自立できるようになる「エネルギー」だと思うのです。

そんな気持ちには、お金はかかりません。

 

まずは、

「あなた自身の『欲求』は

何段階目まで満たされているか?」、

考えてみませんか。